チューニング 2021年5月23日
毎日発表される新型コロナウイルスの新規感染者数。首都圏はもちろん、両親が住む大分県の状況も気にしている▼大分県は14日に初めて1日の感染者数が100人を超えた。人口は113万人。松戸市と船橋市を合わせたぐらい。627万人の千葉県に比べると小さな県だ▼少し前までは0人の日もあった。急激に増えた。なのに緊急事態宣言はおろか、まん延防止等重点措置も出てない。隣の福岡県は8日に500人を超え、緊急事態宣言が出された。ちなみに福岡県の人口は510万人▼両親のワクチン接種について、電話でケアマネージャーと話していたところ、「GW中は県外のナンバーが目立った」と話していた。早く全国的に緊急事態宣言を出して、人の流れを止めるべきではないのか▼ところが期間延長の際に逆に大規模イベントを緩和。五輪への影響を考えてプロ野球の無観客試合などは避けたいのだろうか。なぜ菅首相は五輪開催に固執するのだろう▼お祭りムードの中で国民に様々な不祥事を忘れさせ、選挙で勝利したいのだろうか。それならば、用意周到にワクチンを確保すればいいのに。接種が進んでいる国では製薬会社に開発段階から巨額の投資をして確保したという。日本のように完成してから動くようでは遅いのだ。