読み終わった本で社会貢献
市が本で寄附する「チャリボン」導入
松戸市は㈱バリューブックスの協力のもと、不要になった本の買取査定額を寄附として受け付けるしくみ「チャリボン」を導入した。読み終えていらなくなった本を「チャリボン」を使って寄附することで、本の買取査定額が「松戸市協働のまちづくり基金」への寄附額になる。寄附は「松戸市協働のまちづくり基金」から市内で地域課題の解決のために活動する市民活動団体(約120の団体が活動中)に助成金として交付される。
「市民活動助成金」は、地域にある課題の解決のために、自ら立ち上がり、知恵と工夫を重ねて社会貢献活動をしている団体へ交付しているもの。高齢化率の上昇や外国人市民の増加など、市を取り巻く状況が目まぐるしく変化していることも影響し、助成件数は近年増加傾向だが、協働のまちづくり基金への寄附額は年々減少しており、気軽に・簡単に市内の活動団体を寄附応援できるよう「チャリボン」を導入したという。
【助成金を受け取った団体ができることの例】
・1000円集まると、こども食堂で提供する3食分の食材を購入できる。
・2万5000円集まると、さまざまな理由で、きょう帰る場所がない、家に帰れないという女性を保護している活動で、女性が自立に向けて資格取得するための図書を10冊購入できる。
・10万円集まると、地域猫活動を広める講習会を12回開催できる。地域猫活動は、野良猫に不妊去勢手術を行い、餌やりやトイレのルールを地域住民で決めて世話をし、将来的には飼い主のいない猫を減らしていこうという活動。
【寄附のしかた】
①チャリボンホームページで「松戸市協働のまちづくり基金」を支援先に選ぶ。
②ホームページ下部の「本で寄附する」をクリックし、 専用フォームから寄附を申し込む。
③宅配業者がご自宅まで集荷に伺う。寄附になる本などを5冊以上送ると、送料は無料。
④送った本が㈱バリューブックスで査定され、 買取査定額が自動的に市に寄附される。
⑤寄附は、 松戸市内で社会貢献活動を行う市民活動団体に市民活動助成金として交付される。
問い合わせは、☎047・366・7318市民自治課まで。