松戸勢健闘も関東出場逃す
千葉県中学校駅伝
第71回千葉県中学校男子駅伝大会と第35回千葉県中学校女子駅伝大会が7日、県立柏の葉公園で行われ、男子では我孫子が3年連続で優勝。2位には白山(我孫子市)、3位に野田市立北部、4位に鎌ヶ谷市立第三が入った。松戸市から出場した常盤平は5位、小金は6位、小金北は7位と惜しくも関東大会への出場を逃した。女子では、岬(いすみ市)が優勝。2位に久寺家(我孫子市)、3位に逆井(柏市)、4位に湖北(我孫子市)が入った。松戸市から出場した松戸市立第一は7位、小金北が12位、小金南が13位、六実が18位だった。【戸田 照朗】
例年全国大会と関東大会の予選を兼ねている同大会。男女の優勝チームが全国大会、4位までが関東大会の出場権を得るが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で12月20日に滋賀県で行われる予定だった第28回全国中学駅伝は中止に。第29回関東中学校駅伝競走大会は、12月5日に茨木県で開催される予定になっている。
感染予防対策として千葉県大会では閉会式などのセレモニーを行わず、男女のレースの時間を開け、来場者を制限するなどの対策がとられた。また、陸上競技場の中で行われていた襷(たすき)の受け渡しを、競技場の外のコース上で行うなどの変更があった。
45校が出場し、6区間(1区と6区が3・30キロ、2区~5区は3・11キロ)で行われた男子の部で松戸市から出場した3校は終始上位でレースを展開した。
5位に入った常盤平は全選手が区間8位以内と安定した走りを見せた。特に2区の前川拓斗君(3年)は区間2位(区間1位に3秒差の9分31秒)と好走を見せ、チームを8位から4位に押し上げた。
6位の小金2区の菊地奏多君(3年)も常盤平の前川君と同タイムの区間2位。チームを14位から7位に押し上げ、後続のランナーも安定した走りを見せた。
7位の小金北は1区の鈴木琉胤君(2年)が2位で好スタート。4区の五十嵐冬馬君(3年)は区間2位(9分36秒)の走りで4区の時点で首位だった白山に3秒差まで迫った。
44校が出場し、5区間(1区は3・30キロ、2区~4区が2・12キロ、5区が3・11キロ)で行われた女子の部では、松戸一中が松戸市から出場した4校の中で唯一1ケタの順位でゴールした。1区は22位だったが、2区の日暮叶夢さん(3年)が区間3位(7分13秒)の走りで18位にまで順位を上げると、後続のランナーも区間5位以内の安定した走りで順位を順調に上げた。