わたしのページ(読者投稿)2019年12月15日
古希を過ぎて始めた野球に奮闘
野球の試合を前にスパイクを履こうとしているが靴の紐が結べない。強く引っ張ると切れてしまった。チームメイトはすでにグランドに集合して開始の合図を待っている。「何をもたもたしてんだ、何で履けないのだ」。イライラが募り自分を持て余している。そこで目が醒めた。
何回も夢に見る「野球前」である。古希を迎えて過ぎて新年が来た。すでに仕事はリタイアしている。孫も2人いる。
何年か前に新聞に特集された野球チームがあったことがうる覚えにある。早速、PCで検索すると「古希松戸シニアスターズ」がヒットした。ためらわずに問い合わせると「歓迎ですよ」の笑顔が聞こえてきた。ゴールデンウィークの29日に練習があるので一度観に来ませんかの誘いで金ヶ作公園に出向く。
監督が出迎えてくれた。グランドで走り回る選手のユニフォーム姿が眩しい。その場で入会した。そして練習に加わる。
飛球に初めてバンザイをした。息も切れる。ボールが見えない。手につかない。足がもたつく。セットアップティーバッティングの初球で肘を痛める。軽い肉離れか。一人、外野を歩き芝に坐して空を見上げた。青い空と白い雲、木々の緑を見ながら「無理かなぁ」と感慨深く、あの頃を思い出していた。
バットを握るとちょっとは痛むが投げるのには支障がなさそうだ。「暫くやってみるか、キャッチボールとフリーバッティングができれば満足満足」。そんな気分である。
クラブは主に県のリーグ戦を戦うAと野球を愉しむBに別れているが、参加は自由で「ワンチーム」ということだ。選手登録は年1回ということで、わたしは来季からということになる。今年は身体をつくることに専念する。「打てない・捕れない・走れない」の三拍子揃っているが、何とか若い頃の2、3割が戻ればと日々奮闘、努力中である。
チームは今年二部で準優勝し、来期は一部に昇格が決まった。
さて、わたしはスタメンか、ベンチスタートか。それともベンチウォーマーか。今から楽しみだ。
(松戸・石出努)
手作りの年越しそばに挑戦
例年、大晦日に食べる年越しそばですが、はじめて自分で打ったそばに挑戦し、家族に振る舞うということを考えています。
最近流行りだしている男料理教室でそば打ちを体験し、そば粉100%の10割そばに挑戦します。味は出たとこ勝負で自信はありませんが、ハート(家族全員へ感謝の気持ち)は100%入っています。
あくまで手作りで、だし汁も自己流で作ります。昔は各家庭で作っていたところがほとんどみたいです。
我が家も来年の健康を願って、大晦日を楽しみにしています。今年1年を感謝し、また来年の良き年を祈願し、そばの食べ方の慣わし通り音をたてながらすすり食し、今年1年の嫌なことを忘れたいと思います。
来たる来年のネズミ年のネズミのように、元気よくすばしっこく健康な年を迎えるよう、大晦日の除夜の鐘を聴きたいと思っています。
(胡録台・年越しそば)
近場で見事な紅葉楽しめた
後期高齢者のわたしは、自分の足で歩ける間に旅行をしたいものだと思い、年数回バス旅行などを楽しんでいるが、今年の秋は台風、大雨とあちこちに大きな被害が出ており、申し込んだ先が中止になったり、こんなに大きな被害が出ているのに旅行に行くのが、気が引けてキャンセルしたりしている間に11月も下旬に入った。
「市川植物園」の紅葉も綺麗よ、と聞いていたので車で30分ほどなので出かけた。薄曇りの日だったが、時々お日様が顔を出し、外出にはまあまあのお天気。
駐車場には市内の幼稚園のバスが数台止まり、同じ色の帽子をかぶった園児がぞろぞろと併設されている動物園に入って行った。うさぎ、やぎ、豚など手を触れることが出来るコーナーがあり、園児は大喜びだろう。
植物園は秋の薔薇が終わりころでぽつぽつと赤、黄が見られ晩秋を物語っているかのよう。だが紅葉は池に赤く映え、赤葉、黄葉と見られデジカメのシャッターを何度も押した。見頃であった。
「11月23日から12月8日紅葉祭り」の看板が大きく見られた。23日は祭日でもあり賑わうことだろう。
近場で見事な紅葉を楽しめ、よい一日だった。
(まつどじゅうみん)
ラジオには不思議な力がある!
最近ラジオをよく聴くようになった。
きっかけは千葉県を襲った台風の夜。停電になったわけではないのだが、なんとなく災害情報をラジオで聴いてみようと電源を入れた。
たまたま聴いた番組では、アナウンサーが避難の呼びかけや窓ガラスの補強など、今できることを、ラジオを聴いている一人ひとりに、語りかけるように話していて好感を抱いた。そして、心があったかくなるような音楽を中心に流し、避難者や不安な思いをされている方を一生懸命励ましていた。なんかラジオっていいな、と感じた。
それから色々な番組を聴くようになった。日に日に楽しくなり、お気に入りの番組も出来た。
今はネットでもラジオが聴ける。ネットなら過去一週間以内に放送された番組が聴けるものもある。テレビに出ている芸能人もラジオ番組を持っている人がたくさんいるので、聴いてみると面白い。テレビのイメージと違っていたり、色々な話を聞けたりする。
今月にはチャリティー番組も放送する。目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように、音の出る信号機を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーン。その中心となるもので、クリスマス・イブの正午から24時間生放送する。
ニッポン放送を含め、全国11局で実施している、このキャンペーン・放送は、1975年にスタートし、今年で45回目となる。 首都圏の音の出る信号機の約20%は、このニッポン放送でのキャンペーンに寄せられた浄財から生まれている。また、募金だけでなく、目の不自由な方を中心に、体の不自由な方々への理解の促進と思いやりの気持ちを育むことも目指している。
ラジオは映像がない分、言葉だけで伝わるように分かりやすく丁寧に説明してくれる。派手な演出はないが、自由に想像を膨らます楽しさがある。不意に懐かしい歌が流れたり、普段聴かないジャンルの曲や様々な音楽に出会える。
ラジオは話し手と聴き手の心の距離が近く、話し手がまるで自分のために喋ってくれているような気持ちになる。ひとりきりで聴いているのに、ひとりぼっちじゃないと感じさせてくれる。
ラジオには寂しさや孤独感を打ち消す不思議な力がある。
(稔台・ロビン)
永代供養と墓じまいをしました
わたしは今、77歳。10年前に母方の家が絶えたので、古寺の先祖の永代供養と墓じまいをしました。参考になればと思います。
まず、永代供養は寺や宗派により違いますが、費用は10万円から100万円位とまちまちなので、住職とよく話し合い自分の器に合った金額を明示し、寺の言いなりになってはなりません。あくまでお布施と思い、供養してもらいましょう。わたしは江戸時代からの墓で数も多く、お礼をかねて50万円で執り行いました。
つぎに墓じまいですが、まず墓石の数を数えましょう。1基2万から3万円です。除去工事代、骨上げを入れて見積もりを近くの石屋にとります。石灯籠と墓誌はわたしの今の父方の墓に石屋の厚意で運んでもらい設置し、骨は一つにまとめて納骨しましょう。
新しい寺に1万円を払い、身も心もすっきりし、先祖の供養をして、感謝の気持ちで毎年墓参りをしています。
感謝と供養は忘れずに。合掌。
(鈴木正道・77)
進化が遅い介護保険制度に疑問
松戸よみうり840号で「介護」の投稿をしました。
見ず知らずのたくさんの方が介護を頑張っておられ、励まし合いたい一心で書きましたが、後日わたしの投稿だと確信した知人からの連絡をもらうなどのうれしいこともありました。
投稿後、わたしの母は一歩も歩けなくなり、通院に介護タクシーを利用することになりました。ところが当日「手配できないので通院日を変えてください」等々、トラブルの連続。病院の職員さんからも「介護保険制度の不備は諦めなさい」と言われ、訪問介護も併せて利用することになり、現在の要介護度を正しく認定(区分変更)する申請となったのですが、それも関係先の都合で遅れてしまいました。
介護保険制度発足約20年、現状の仕組みに不自由している人は少なくはないはずです。関係者からの暴言もあります。
どうして困っている人の声は届かず、制度は進化が遅いのかと疑問を感じてしまう日々です。
(うさぎもち)