今月のラジオポワロ
「全国ねぎサミット」を終えて
11月23日・24日に21世紀の森と広場で開催された「全国ねぎサミット2019 inまつど」は、あいにくの天気にもかかわらず、たくさんの方が来場されました。松戸市の公式発表では23日が4500人、24日が8500人、2日間で1万3000人ということです。
12月11日配信のまつどベジフル倶楽部第65回では、今回の第10回全国ねぎサミットが松戸市で開催されるまでの経緯や裏話を、成嶋伸隆さんがお話しされています。
そもそもなぜ、今回のねぎサミットが松戸で開催されることになったのか? それは、3年前に大井競馬場で開催された第7回ねぎサミットを視察された本郷谷健次松戸市長が松戸市開催を表明され、2年前から準備が始まったそうです。秋田県能代市で開催された第8回のねぎサミットには、松戸市の職員が「あじさいねぎ」と同行し、ねぎサミットを体験し、この時点で松戸市開催の立候補をしました。そして新潟市で開催された第9回ねぎサミットには、本郷谷松戸市長を筆頭に、経済部長、農政課長、観光協会、農協幹部が同行視察し、ここで誘致が決定となりました。
昨年末より行政から参加農家団体への説明会が始まりましたが、生産団体が複数あることで「だれが何をする?」など意見の統一に難航する場面も。本格的始動は今年の5月に入って「ねぎサミット実行委員会」「ねぎサミット作業部会」の発足から。6月からは月に一回程度、商工会議所青年部・観光協会・行政・農協・生産者で会議を始め、「あじさいねぎ」は同時に「和洋女子大とのコラボメニュー」と「レシピ集作成」、「あじさいねぎジェラート」の準備にとりかかりました。
ねぎサミット初日は終始冷たい雨が降る一日でしたが、2日目は10時ごろから雨が上がり、正午過ぎにはあじさいねぎは完売するほどの賑わいでしたし、ほとんどの産地のねぎが、終了時間を待たずして完売、閉店となるほど大盛況でした。
今回の全国ねぎサミットは、ねぎサミットに「まつどパンまつり」と「まつど大農業まつり」が同時開催されたということで、かつてのねぎサミットの中で、一番規模が大きく、また参加産地も最多ということです。
成嶋さんが「松戸は凄い!」と感心したこと、それはねぎ生産者の親睦を深める産地間交流会で、「あじさいねぎ」「矢切ねぎ」「松戸ねぎ」を使った料理がふるまわれたこと。今までの開催地ではその地の名産は用意されても、その地のねぎ料理は出てこなかったそうです。ちなみに産地間交流会の司会はラジオポワロ上條榮子が務めさせていただきました。
「矢切ねぎ」と「あじさいねぎ」に加えて、五香六実地区の「松戸ねぎ」が今回のねぎサミットに参加し、松戸には3つのブランドねぎがあるとの認識が広がりました。ねぎ以外も松戸にはこだわりを持っておいしい野菜を生産されている農家さんがたくさんいます。ぜひ地物野菜を味わってみてはいかがでしょうか?
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(制作・寺田)