チューニング 2019年9月22日
ちょっとうれしいニュース▼8月30日に関さんの森に関係する都市計画変更が松戸市により公示され、関さんの森を通る都市計画道路337号線の線形が廃止され、現在の新設市道が都市計画道路になった▼2007年春に再燃した道路問題は、08年暮れには土地の強制収用の手続きが開始されるという最悪の結末を迎えようとしていた。それが、双方の話し合いにより09年には暫定道路として西側に迂回する新設市道を建設することで合意。2012年に新設市道は開通したが、都市計画道路の線型はそのまま残された▼新設市道が道路のネットワーク機能や安全性が確保されていると判断され、都市計画道路とすることが公示されたという。もとの都市計画道路の線形は江戸時代からの門や蔵があり、樹齢200年を超える木々が茂る庭を真っ直ぐ通る予定だった▼旧都市計画道路用地を含む屋敷内の樹林地0.2ヘクタールが、都市緑地法に基づく「特別緑地保全地区」として指定されることも公示され、関さんの森では屋敷林を含め1.7ヘクタールが、開発の対象にならず、緑地として保存されることになった▼あれから12年。関さんの森の道路問題といっても、忘れてしまった人も多いかもしれない。関係者の尽力に頭が下がる思いだ。