松戸市俳句大会入賞作品

 第23回松戸市俳句大会が19日、松戸市民劇場で開催された。2句1組の応募で654句が寄せられた。選者が特選句、入選句を選び、2句の合計点で入賞作品が決まった。

 

【第1位  松戸市長賞】
 吉清 和代

死の話いつしか鰻食ふ話
雨やみて月のひかりの新樹かな

【第2位  松戸市議会議長賞】
 原 瞳子
月山の映る余白をあめんばう
落日に力出でたる麦の秋

【第3位  松戸市教育長賞】
太田 住子
鍵穴に鍵挿してより花疲れ
春めくや服に合はせし靴の色

【第4位  松戸市俳句連盟会長賞】
比田 誠子

掛け大根実朝の海隠したる
どんぐりを拾ひ賢治の風と行く

【第5位  松戸よみうり新聞社賞】
丸澤 孝子
まつすぐに杭打たれをり初燕
鳥帰る手の平ほどの潮溜り

あわせて読みたい