市内中高生との共演も
熱帯ＪＡＺＺ楽団チャリティ公演

常盤平中、市立松戸高校の生徒と共演する熱帯JAZZ楽団

　松戸みどりライオンズクラブ（竹内恵里会長）主催による第13回チャリティコンサート「２０１９熱帯ＪＡＺＺ楽団in松戸」（松戸市、松戸市教育委員会、常盤平地域活性隊後援。㈱椎名、ＮＰＯ法人クリエイティブまつど工房、カフェドカオリ協力）が11日、森のホール21大ホールで開催された。
　熱帯ＪＡＺＺ楽団は、パーカッショニストでプロデューサーのカルロス菅野氏が、サルサのバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」脱退後、日本のインストゥルメンタルシーンを代表するミュージシャンを一堂に集めてスタートした、ラテンジャズのビッグバンド。現在、17枚のアルバムと２枚のＤＶＤをリリースし、各地で熱いステージを繰り広げている。
　７年ぶりとなる松戸公演は、メンバーの青木タイセイ氏と、音楽活動とともに社会・福祉活動をする市内在住の音楽家でもある竹内会長が共演を重ねてきた縁もあり、「年齢を問わず幅広い観客を魅了する同楽団の演奏を広くたくさんの人へ」との想いで実現した。
　松戸公演では、「音楽はエンターテイメントだ！」をコンセプトに、ラテンの名曲から、ジャズ、ファンキー、オリジナルまで、とびっきり熱いビッグバンドサウンドが展開されたほか、ラストでは常盤平中学校と市立松戸高校の生徒との共演も。
　公演前、カルロス菅野氏は「久しぶりの松戸でのコンサート。今回はチャリティとして呼んでもらったが、阪神淡路大震災以後、震災復興として神戸ジャズはじめ全国各地でコンサートしている。コンサートはオーディエンスとの出会いの場。子どもたちとのステージも楽しみ。きょうも熱いステージを楽しみたい」と熱っぽく話していた。
　なお、コンサートの経費を除いた収益は、ライオンズクラブ国際財団、松戸市青少年育成事業、盲導犬を普及させる会、千葉県アイバンク協会に寄付されるという。
【竹中　景太】