独名門オケ指揮者
浮ヶ谷氏が六中を指導
ドイツの名門オーケストラ「ブランデンブルグ国立管弦楽団フランクフルト」で首席客演指揮者を務める浮ヶ谷孝夫氏がこのほど来日し、森のホール21リハーサル室で、松戸市立第六中学校管弦楽部の生徒に演奏指導を行った。
同楽団では今年5月の愛知県豊橋市での公演を皮切りに、全国8都市でジャパンツアーを行う。6月1日には森のホール21大ホールでの公演が予定され、同中学校管弦楽部の記念演奏も決定。その公演に先立ち、世界で活躍する国際的な指揮者、浮ヶ谷氏が中学生に直接アドバイスを行う今回の演奏指導が実現した。
浮ヶ谷氏は自身が中学1年生の時、ロシアの世界的な指揮者率いるオーケストラの演奏を聴き、興奮して腰が抜け、指揮者になりたい想いを募らせたという。そうした経験もあってか、子どもたちへの演奏指導などは積極的に行っているといい、この日も「今の中学生のみなさんと音楽できる喜びを感じたい。真剣に一生懸命に取り組む姿は、我々プロが学ばなければいけない。子どもたちのエネルギー、自分がそこから何を学べるか」と熱っぽく語り、中学生への指導にあたった。
六中管弦楽部の元澤仁那さん、大野渚咲さんは「指導を受けられることは光栄。こういう機会をいただき幸せ」「プロに指導してもらえる、指揮を振ってもらえる。人生でも二度とないこと。この時間を無駄にしたくない」などと話していた。【竹中 景太】