チューニング 2019年4月28日
この新聞が発行される28日は、もう大型連休に入っている。今までは9連休が最長で、10連休というのは史上初だと聞く▼1か月の3分の1を一気に休むのだから、当然のようにしわ寄せがくる。仕事の量は変わらないのだから、当たり前だ。かく言う私も印刷会社が連休に入るため、仕事がすべて前倒し。松戸よみうりと、弊社が編集委託を受けている別の仕事の締め切りがまるかぶりで、今週はほとんど寝ずに仕事をしている▼この10連休を考えた政府のエライ人たちは、「休みが長ければ国民が喜ぶだろう」とでも考えたのだろうか。まったく、国民の生活が分かっていない。こんな思いをしているのは、私だけではないはずだ。「10連休」と聞いてゾッとした人もいるのでは。休みなんか長くなくてもいい。私は、こんな無理をせずに、普通に人間らしく仕事をしたい。「働き方改革」が聞いてあきれる▼仕事をしながらラジオを聴いていたら、「10連休対策」の特集をしている番組があった。金融機関はどうなるのか、病院はやっているのか、などリスナーが不安に思っていることに答える内容だ。「対策」を考えなければならない連休って、いったい何だろう?▼この原稿を書き終われば、やっと終わりが見えてくる。やっと眠れる。