有志が花桃を植樹
河津桜、ソメイヨシノと開花リレーも
松戸駅西口、坂川沿いの春雨橋親水広場で11日、ピンクや赤、白の花を咲かせる花桃の記念植樹式が行われた。花桃を愛する市民有志で実行委員会を作り、市民から募った寄付で同広場に1本、上矢切の坂川親水公園に2本の花桃がこの日植樹された。
「気立ての良さ」を花言葉とする花桃は、サクラの咲く時期(3月下旬から4月上旬)に前後して開花の最盛期を迎える。春雨橋親水広場近くの坂川沿いには、早咲きの河津桜が植えられており、同実行委員会では「河津桜とソメイヨシノの間に咲くことも期待され、毎年あでやかな花が市民のみなさんの目を楽しませることになるのでは」としている。
植樹式では実行委員長をつとめる森動物病院の森俊士さんが「この近くに引っ越してきて、坂川沿いの河津桜を見た際、ここに花桃を植えたいという思いを持った。みんなの力で準備して今日を迎えられた。地域の方と一緒にやるのが一番で、こうした活動を通じ、少しでも人の集まる街にするお手伝いができれば」とあいさつ。植樹のセレモニーでは、近くを通りかかった北部幼稚園の園児も急遽参加し、和やかな雰囲気のなか式は執り行われた。
副実行委員長で松戸市観光協会の石上瑠美子さんは、「紅白2つの花を咲かせる花桃は、新しい住民も多い松戸市の新旧住民をあらわしているようで大切にしたい。花桃を育み、大きな輪にしていければ」と話していた。【竹中 景太】