わたしのページ(読者投稿)(2018年10月28日)

読書するのに最適な季節!
 秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋といろいろありますが、わたしの1番は読書の秋です。なぜ秋に読書なのかというと、人がもっとも集中できる気温が18~25度と言われていて、夏の暑さが一段落し、過ごしやすくなった秋は、読書するのに最適な季節なのです。
 松戸市の図書館は分館がたくさんあるので、とても利用しやすく、普段からよく利用させていただいています。インターネットで本を予約すると、近くの分館で受け取ることができるので、とても便利で、本当にありがたいと思っています。
 図書館といえば、近年マナーの悪さが気になります。借りた本を乱暴に扱ったり、返却期限を守らなかったり。わたしが借りた本の中にも、折れ曲がったり、破れていたり、汚れがついていたり、濡れてパリパリになっていたり、落書きがあったりする本が多々ありました。ページが切り取られているものまでありました。
 そんな本を見る度に心が痛みます。自分が借りた本の中に、落書きされたものを見つけると、消しゴムで消せるものは消しています。たくさん落書きされていると、すごく大変です。それでも、少しでも気持ちよく図書館を利用していきたいのでやっています。
 それと、借りてきた本の表面を拭いています。図書館の本は透明のビニールのカバーで覆われているので、水拭きが可能です。そこで、アルコールを含ませた布で表面をぬぐっています。とても綺麗になり、読み始める前にすると、とっても気持ちがいいです。
 本を読むと自分の世界が広がります。いろいろな考え方があることに気づけます。たくさんの本を読むことができる図書館という存在は、本当に素晴らしいと思います。
 松戸市立図書館の本は松戸市民みんなの共有財産です。ひとりひとりが丁寧に扱って、みんなが気持ち良く利用できたらいいですね。
(稔台・オーロラ)

 

くうちゃん(高塚新田)

ドリル、パズルで認知症を予防
 10年も前に大人の折り紙があるのを知った。わたしも数年前に買って折ってみた。値段も良く、折るのも簡単ではない。さすが大人の折り紙と思った。
 その後、大人のぬりえを本屋さんで見つけた。パズル、ドリルその他いろいろと出ている。若い人でも楽しめるし、暇つぶしにもなると思った。
 大型台風の前日、本屋さんで、70歳ぐらいの女性が、明日は、台風で外に出られないし、一人暮らしなのでと、パズル、ドリル、ぬりえなどが載っている雑誌を一冊買って行った。
 平成30年10月1日の本紙に「ドリル、パズル、食事などが認知症予防の効果実証へ」と大見出しで載っていた。単に大人の遊びの一つと思っていたが、超高齢化社会にあって、7年後には65歳以上の高齢者5人に1人は認知症と予想されるといわれるようになって、こういう遊びが認知症予防を目的に増えたのかとうなずける点もあるが、少々複雑な思いでもある。
(常盤平・後期高齢者)

「星野君の二塁打」良否は
 スポーツの秋ですね。今夏、高校野球の決勝戦は、名勝負でした。大阪桐蔭が金足農高を破り、春夏の連覇を成し遂げました。両者ともよくがんばり若さ充分、青春の涙も爽やかでした。勝っても負けても、そこからがまた少年達のスタート地点です。
 今年のスポーツ界はトラブル続きですが、彼らには荒波を乗り越え、大きな人生を真っ直ぐ突き進んでほしいものです。
 ところで、今年春から小学6年の教科になった「道徳」。その中の「星野君の二塁打」って皆さんはご存知ですか。
 「監督の指示はバントだけれども、今は打てそうな気がする。どうしようかな…」、星野君は思い切りバットを振りました。二塁打でした。この一打がチームを勝利に導き、ワンステップ上の市大会の出場が決まりました。
 監督は「いくら結果がよかったからといって、約束を破ったことはよい事ではない」「犠牲の精神の分からない人間は、成人して社会へ出たって、社会をよくすることなんか、できないんだよ」などと語り、星野君だけが、次の大会への出場禁止を告げられました。
教師用の指導書には、「集団生活における規律や、それを守ろうとする姿勢の大切さ、本当の自由の意味を考えさせたい」とあるそうです。
 そんな「道徳」をも考えながら、今年の高校野球決勝戦は観戦しました。
(野球一番)

独身時代に見た神戸より美しく
 8月最後の土日に、神奈川県在住で学生時代の友人Yちゃんと、一泊二日の神戸旅行に出かけた。
 初日は神戸市内在住のSちゃんと合流し、ポートアイランドのホテルで素晴らしい景色とランチを堪能し、新神戸からロープウェーで頂上のハーブ園へ向かった。涼しい風に吹かれながらおしゃべりに夢中になり、時間は瞬く間に過ぎ、眼下には美しい夜景が広がっていた。
 平成7年、阪神淡路大震災で三宮駅はぺしゃんこになり、長田区から火の手が上がり、街は炎に包まれた。当時、ここ松戸で長女を出産後、テレビから流れる悲惨な状況に涙を流すことしかできなかった。
 でも、こうして布引山の頂上から見下ろす神戸の街並みは、独身時代に見た神戸の街よりも発展し、美しく見えた。
 翌日、Yちゃんのお嬢さんが柔道実業団選手権に出場するので、会場までタクシーを拾った。運転手さんに「どっから来はったん?」と尋ねられ、「わたしら元々関西に住んどったんですけど、それぞれ嫁いで神奈川と千葉なんです。昨日ハーブ園で夜景見て、震災があったのが信じられんくらいキレイやったわ」と言うと、「おっちゃんもな、当時自宅が半壊してな…」と苦労話を語ってくれた。
 神戸の街ですれ違った人々は、何事もなく普通に暮らしているように見えたけれど、それぞれに震災直後からどのように生活を再建させていかれたのだろう。
 この神戸旅から戻って間もない9月4日、台風21号により近畿地方は大きな被害を受けた。全国で自然災害により、日常生活に不自由されている方々が多い現状の中、オリンピック開催に向けて莫大な費用と人材投入をされていることが疑問に感じられる。
(二ツ木・石井裕子)

盛りだくさんだった敬老会
 わたしが3月下旬から入所している老人介護保険施設の「敬老会」が、施設のディールームで敬老の日の9月17日午後に行われた。職員の交流も活発で、こうした行事の開会・閉会宣言などは病院の管理職が行っている。
 この日会場には紅白幕が三方に張られ、メイン演技を行う会場は畳敷きの舞台と、施設利用者の車椅子席と通常椅子席、そして施設利用者の家族席も用意された。この催しに協力してくれる職員やボランティアも集まってくださった。
 約50名の施設利用者のうち傘寿者2名、米寿者2名、卒寿者4名と、97歳の最高齢者の紹介が行われ、一人ひとりに一輪の花が贈呈され、手作りの首飾りが首に飾られた。
 司会者の案内で「ふじまきオカリナミニコングループ・オカリナ茜」が、「星に願いを」「サリー・ガーデン」の曲名を演じた。「いい日旅立ち」「さんぽ」は歌詞が渡されて口ずさんだ。「ふるさと」は声高に全員合唱した。
 新しく入られた看護師と介護福祉士の紹介後、梨香苑劇団による演劇「旅行に行きたい」があった。老いた母親が温泉で休養する姿を面白おかしく描かれた劇だった。
 食堂でおいしい「いちごムース」を食べ、折り鶴もいただいた。閉会のことばを看護局長が担当され、御礼のあいさつを看護師長が述べて、盛り上がった「敬老会」は終会となった。
(高塚新田・松毬)

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