シネコン、スーパーなど
「テラスモール松戸」来秋開業
昨年3月末に閉場した八ヶ崎の松戸市公設地方卸売市場「北部市場」の跡地に、商業施設「テラスモール松戸」(仮称)が2019年秋に開業する。住友商事とシンガポールの政府系投資ファンドが共同で開発を行うもので、住友商事グループが神奈川県藤沢市で開発したテラスモール湘南に続く、テラスモールシリーズの第2号となる。
約4万9000平方メートルの敷地面積に、地上4階(一部5階)建ての施設を建設する。総店舗数は約180店で、松戸市を中心とした周辺エリアで最大規模の商業施設になるという。
「豊かに・楽しむ・毎日の暮らし」を開発コンセプトに、地域住民のニーズに対応した幅広い店舗や充実した施設を導入したいといい、核テナントとしては食品スーパーマーケット「サミットストア」、エリア内唯一のシネマコンプレックス「ユナイテッド・シネマ」、エリア初出店の大型総合フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」の出店を予定。その他、ファッション大型店、大型ライフスタイルショップ、家電量販店、大型書籍店など、魅力的なテナントを誘致していきたいとしている。
住友商事グループでは1976年より商業施設事業に参画して以来、地域の特徴を活かしたオーダーメイド=「地域メイド」のスタンスで取り組み、現在全国で46施設を所有・運営。代表案件であるテラスモール湘南は、2015年4月に一般社団法人日本ショッピングセンター協会が選出する「第6回日本ショッピングセンター大賞」の最高位である金賞を受賞している。
住友商事では、開業後の来客数を年間1200万~1500万人と想定。地域に根ざした、各年代が楽しめる施設にしたいとしている。 【竹中 景太】