小学生プログラミング教室
市とゲーム会社が共同開催

2日目のオリジナルゲームの発表

 アニメやゲームなどのコンテンツ産業を支援する松戸市では、「グランブルーファンタジー」や「神撃のバハムート」などのゲームを手がける㈱サイゲームスと、ゲームやアプリ開発などデジタルのモノづくりを学ぶテックキッズスクールを運営する㈱シーエーテックキッズの3者共同で、小学生向けのプログラミング教室を開催している。今月15、16日には第3回となる教室が松戸観光案内所で開催され、市内に住む小学4~6年生の児童20人が、オリジナルゲームを作るなどしてプログラミングの基礎を学んだ。
 この事業は、松戸コンテンツ事業者連絡協議会の活動などを通じて、コンテンツ産業の振興へ積極的に取り組もうという松戸市の考えに、サイゲームスが賛同したことなどから実現。プログラミング言語Scratchと、サイゲームスのゲームで使われているイラスト素材を使って、簡単なオリジナルゲーム作りを体験するという内容で、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化に先駆けた取り組みでもあるという。
 第3回となる今回の教室でも、初日の15日に「プログラミングを学ぼう」と題し、「繰り返し」や「条件分岐」などの基礎から、「乱数」や「変数」などの少し難しいことも学習。2日目には、初日に学んだ知識を活かして自分だけのオリジナルゲームを開発し、他の参加者や保護者の前で発表した。
 兄弟で参加した永野煌大くん(6年)と航琉くん(4年)は「とても楽しかった。前から(プログラミングには)興味があって、学べるチャンスだと思って参加した」と話していた。なお、同教室は今年度、全6回(残り3回)開催される予定(時期はまだ未定)、。問い合わせは、☎047・366・7327市文化観光国際課まで。【竹中 景太】

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