わたしのページ 2018年7月22日
一日も早い復旧復興を願う
西日本豪雨被災地の方々お見舞い申しあげます。
同じ日本の中で、他人事と思えません。いつ災害が発生するか、なかなか予知するのが難しいと思います。しかし日頃の備え、また災害に万が一なったらどうするか、各家庭、各学校、各会社等、出来ることは何かと日頃から考えておく必要があると思います。
いつ何処で災害が起きるかわかりません。だから毎日、自分がその時何処にいて何をするべきか考えておくことも重要と思われます。
改めて、西日本豪雨被災地の一日も早い復旧復興を願っております。
(胡録台・大谷惠子)
心に潤いと安らぎくれる街路樹
松戸市は自然の緑が少ない。千葉県内で下位である。だが、あまりそう感じないのは、21世紀の森と広場などの公園があったり、家々の庭木や花壇、そして街路樹の存在が大きいのではないかと思う。
松戸市には、日本の道百選に選ばれている常盤平さくら通りや、新・日本街路樹百景に選ばれている常盤平けやき通りをはじめ、とても素敵な並木通りがたくさんある。
現在、市内の街路樹は29種類あり、一番多いのはソメイヨシノ、次いでケヤキ、イチョウとつづく。
身近に存在する街路樹だか、そのはたらきは意外と多い。殺風景な街並みに暖かみや彩りを与え、街の統一感をもたらす。また、美しい花や萌え立つ若葉、さわやかな新緑、あざやかな紅葉、落ち葉の舞いが季節の移り変わりを感じさせてくれる。
大気の浄化や騒音を和らげるなど生活環境を守ったり、車と歩行者の分離、ドライバーの視線の誘導など交通安全の助けになる。災害時には火事の延焼や家屋の倒壊を防ぐなど防災の助けになる。街路樹の緑は鳥や虫たちを呼び、街中の自然がわたしたちの心に潤いと安らぎを与えてくれる。
そして、緑陰が夏の強い日差しを遮り、周囲の気温上昇を抑えることでヒートアイランド現象を緩和。二酸化炭素を吸収することで地球温暖化防止に役立つ。
この季節、街路樹の木陰は本当にありがたい存在だ。
きらきら光る濃淡の緑の下で涼しい風を感じながら、わたしは今日も街路樹に感謝する。
(稔台・シダレヤナギ)
夫婦も武士同様相身互いだ
妻がいつものように、「なん時から雨が降るのかな?」とわたしに声をかけ、そして空を見に出て行った。今朝からもう3回目だ。洗濯物が気になるらしい。
妻自身が「雨は午後3時頃」と調べたのだから、何度も私に聞いてくるのは、単に滑稽としか思えない。
わたしは苦笑しながら、「3時頃って自分で調べたじゃん」と言い返したが、昼食中にも「何時頃降るだろうか?」を繰り返した。わたしは「どうだろうねえ」とサラリと受け流したが、今度は「洗濯物はいつ取り込もうか?」と自問自答していた。
年取った夫婦の、いつもながらの他愛ない会話であるが、たまにはそれとなく受け止めてやるのも、夫の役目?
ちょっと待てよ。わたしも単身赴任や入院中は、一人ぼっちを痛感したはず。部屋には話す相手もいなかった。仕方がないので、よくテレビをつけっ放しにしておいたものだ。
年取った夫婦だからこそ、何気なく「そうだなあ、3時頃に降るかもね」と、優しく同調するのも夫の役目かも。
今度「ありがとう」を添えて、そう言ってみよう。武士は相身互いと言ったが、夫婦も同じ、相身互いだ。
(一番は二人三脚 74)
何もできない自分歯がゆく思う
「若者の車離れ」と言われるようになって、随分経つ。若者が好むような車が作られていないわけではない。
今は物が溢れ、ほとんどの物が手に入る時代。物では心が満たされなくなった若者が、東日本大震災、広島、熊本と次々と起こる被災地にボランティアとして赴いた。ボランティアを通して、精神的に満たされようとする傾向がある。と、海外ボランティアで活躍なさっておられる三十代の方が話しておられた。
だが、若者が皆、ボランティアに心を向けているわけではない。「むしゃくしゃして誰でもよかった」と人を殺めてしまう、精神的に大人になりきれない、心に闇を持った若者がいることも確かだ。
一番やってはいけないことを、一番罪深いことを平然としてしまう。何が人をこんな闇に引きずり込むのか。時代と共に変わって行く価値観。物的に豊かになることと、心豊かに生きることは別物なのか。物的に豊かになることと、心豊かになることが反比例しているような事件が次から次へと起きる。またかと心を痛めている間もなく、次の事件が起きる。
それをニュースで知るだけで、何もできずにいる自分を歯がゆく思う自分がいる。
(常盤平・後期高齢者)
昭和40年ころの忘れえぬ思い出
昭和40年頃の忘れえぬ思い出がある。
その頃、わたしはOLをしていて、職場へ浦安から行商に来るおじさんがいた。海苔とか小魚など。その日に限って、生の大きな『うなぎ』一匹を持ってきた。
父は川魚を大抵、料理できる。わたしは父のために『うなぎ』を買って帰路についた。
家が近くなった時、その『うなぎ』が袋から飛び出した。そばには1メートルくらいの溝(どぶ)があるので驚く。
「あー、買ったけどダメだ」とガッカリした。すると、向こうから自転車に乗った男の人が通りかかった。わたしは夢中で「つかまえて!」と叫んだ。
おじさんは自転車から降りると、逃げ回る『うなぎ』を素手で難なく捕まえて袋に入れてくれた。大工さんのような、職人風の人だった。
家に着いて、そのことを父に話すと「へーえ!」と感動する。早速、『うなぎ』は蒲焼きにしてくれた。父の大好物だ。天然物の『うなぎ』は極上の味わいで、一家4人で分けていただいた。
それにしても、この出会いは前から約束しておいたような、偶然の、不思議に驚くばかり。普通の人だったら、捕まえられなかったろうと思う。
遠い日のことなのに、思い出すと心があたたかくなる。お礼もろくに言えなかったおじさんに感謝の気持ちで一杯になる。
(小倉芳子)
本人不在の通帳解約について…
先日、主人の通帳の解約をしに郵便局へ行きました。
7、8年前に委任状の用紙をもらっていたので、主人に記入してもらって行ったのですが、旧の通帳だから新しい通帳に代えてから解約をしなければいけないとのことで、代えた後、残金を頂き解約できました。
何も解約するだけなのに、新しい通帳にする必要はないのにと思いました。
また、その足で某銀行にも解約の手続きをしに行きました。そこでは通帳の本人が来ないと解約できないといわれました。委任状は出せないとのことです。主人が出向くのは面倒だと思って委任状をお願いしたのですが…。
残金をATMで引き出して通帳をゼロにしてしまえば良いと言われました。わたしは通帳が銀行にあると後味が悪いので窓口へ出向いたわけです。通帳の解約は、本人死亡とかいろいろあるので手続きも簡単にはできないのだと、あらためて知りました。
また、その時、本人が来ていないと言ったら「施設に入っているのですか」と言われました。主人は元気です。
わたしの話を聞く前に「施設云々」は微妙な年頃のわたしには、胸にグサッと来ました。
(松戸・匿名希望 67)