陣ヶ前が優勝
松戸市ジュニアソフト

優勝した陣ヶ前子供会

 市長旗争奪第85回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(竹内孝之会長、松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが先月24日、新松戸西小グラウンドで開かれ、延長戦の末、陣ヶ前子供会が竜房台こども会を2-1で破り、74回大会以来2度目の優勝を果たした。
 両投手の好投で、2回までは両チームとも無得点。ゲームが動いたのは3回、先攻の竜房台は佐久間隼士くん(6年)が四球を選んで出塁すると、2塁へ盗塁。続く杉村敬斗くん(同)がファースト強襲ヒットで1点を先制した。
 その裏、陣ヶ前は1アウトから天田敦士くん(同)が四球を選んで出塁。その後ヒットは出なかったが、相手の守備の乱れで生還し、同点に追いついた。
 4回、5回とも無得点で延長6回へ。表の竜房台は無得点。裏の陣ヶ前は先頭打者の大楽陸透くん(同)がセンターオーバーの大きな2塁打。続く黒崎柊希くん(同)はショートゴロに倒れたが、その間に大楽くんが3塁へ。続く五十嵐尚太くん(同)の打球が内野安打となり、大楽くんが生還し、サヨナラとなった。
 主将の黒崎くんは、「1点取り返した時に、流れが来たと思い、がんばりました」と話した。
 サヨナラにつながる2塁打を打った大楽くんは「タイミングが合って、芯にあたって、遠くへ飛んだ。初めての金メダルでとてもうれしかった」と話した。
 ピッチャーでMVP賞を獲得した五十嵐くんは「コントロールも、スピードもいつもより調子が良かった」と話した。
 矢野鉄男監督(59)は「いいピッチャーがいるので、点はそんなに取られない。欲張らずに1点ずつを取りにいくというソフトができた。相手チームのピッチャーは松戸で一番速いので、なんとかバットに当てて食らいついていけという指示をしました。ベスト4に入ったチームはどこが優勝してもおかしくない。気持ちで負けないように、油断しないように、連覇に向けてがんばっていきたい」と話した。
 決勝トーナメントの試合結果と個人賞は以下のとおり(敬称略)。
 ★準々決勝
竜房台4-0古ヶ崎SK
北松戸10-0火の見下
陣ヶ前3-0馬橋中央
相模台1-0八ヶ崎レッドウイングス
 ★準決勝
竜房台2-1北松戸風の子
陣ヶ前4-1相模台
 ★決勝
陣ヶ前2-1竜房台

 ▼最終順位=優勝:陣ヶ前、準優勝:竜房台、3位:北松戸風の子、相模台、4位:古ヶ崎SK、火の見下、馬橋中央、八ヶ崎レッドウイングス
 ▼優秀投手賞=関根侑真(八ヶ崎レッドウイングス)、小川大翔(北松戸風の子)、杉村敬斗(竜房台)、五十嵐尚太(陣ヶ前)
 ▼ホームラン王賞=豊崎信之助(六実ひまわり・1本)、田頭俊也(和名ヶ谷・2本)、杉村敬斗(竜房台・3本)、石井大和(秋山・1本)
 ▼得点王賞=宮澤叡司(ゆうかり・5点)、鹿島羅矢(松ヶ丘・9点)、杉村敬斗(竜房台・10点)、黒崎柊希(陣ヶ前・8点)
 ▼敢闘賞=杉村敬斗(竜房台)
 ▼MVP賞=五十嵐尚太(陣ヶ前)
【戸田 照朗】

準優勝した竜房台こども会

3位の相模台

3位の北松戸風の子

4位のチーム

優秀投手賞

ホームラン王賞

得点王賞

敢闘賞の杉村敬斗くん(竜房台)

MVP賞の五十嵐尚太くん(陣ヶ前)

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