市長選を前に模擬投票
松ヶ丘小で選挙出前講座
6月3日告示、10日投開票の松戸市長選を前に、松ヶ丘小学校でさきごろ、同小6年生を対象に選挙出前講座が実施された。出前講座では、実際の選挙で使われる投票箱や記載台、本物に近い投票用紙を用いて、市長選の投票日に投票所へ来た子どもたちに配るグッズを決める模擬投票などが行われた。
18歳選挙権の実現とともに、小学生も投票所に入れるようになったことから、将来の有権者への有効な啓発、また家族で投票に足を運んでもらうきっかけとなることを期待して企画された。
出前講座では、まず市選挙管理委員会の職員が、選挙、投票の方法などについてスライドを用いて説明。その後、模擬投票が行われ、児童85人が候補グッズである「シール」「定規セット」「クリファイル」の3つから1つを選んで投票した。
開票の結果、シール7票、定規セット13票、クリアファイル64票、無効1票となり、最も多くの票を集めたクリアファイルが市長選投票所で配られることが決まった。なお、クリアファイルは100~150個ほど用意する予定で、先着順での配布になるという。
参加した児童からは「選挙での流れ、投票の方法が学べて良かった。大人になった時、きょうのことを生かしたい」「投票することは大変、書くことがもっといっぱいあると思っていた」「自分たちだけでなく、みんなが使えるクリアファイルを選んだ。自分の票で変わるので責任あると感じた」などといった声が聞かれた。
【竹中 景太】